最近、当ホームページをご閲覧頂いた方の中で「美容業のCSR」という検索をされた方がいらっしゃった。逆にその検索キーワードを見て考えさせられました。CSRは全ての企業において今本当に求められ始めているのかもしれないなあと思いました。今、いつもの喫茶店でこのブログを書いていますが、ここでもいつの日かCSRアピールが卓上やレジ周りに掲載される日がくるのかなあと考えさせられました。

 

さて、美容業のCSRについて。まずはステークホルダーの割り出しをしましょう。国際基準レベルのCSRを導入しようとするとハードルも高いです。まずは、出来るレベルで考えると以下の様なものが考えられます。

 

1.従業員

元々徒弟制から発達した業界ですので、ディーセント・ワークという観点で問題視されることも多いと思います。どのような工夫をして従業員が楽しく幸せに働ける仕組みを創るかという点も求められると思います。

 

2.地域社会

商売を継続、維持できるのはその地域社会が存在しているからです。地域社会の維持・発展に関わる活動を取り組んでみましょう。多分、お祭りに参加して地域の子供達と一緒に美容室ごっことかしてもいいかもしれませんね。

 

3.顧客

適正価格で適正なサービスをおこなっているか?顧客に対して適切な知識などを伝え、顧客の美容増進に寄与しているか?などが問われるとおもいます。

 

4.調達

美容用品を購入する時にどのように選んでいますか?安いものを優先的に選んでいますか?それともお客様に対してメリットのあるものを調達するようにしていますか?環境のことを配慮して調達していますか?(たとえば、製造過程で自然環境維持を配慮したような商品を購入していますか?)それともサプライヤーの技術や文化的背景を考慮して調達していますか?(たとえば、大量生産のハサミではなく、匠による逸品を購入し、伝統工芸の発展・維持などを考慮し調達していますか?)

 

5.環境

意外と水を使う職業です。節水することは難しいかもしれません。髪ゴミも毎日大量に出ます。美容室にインプットされる電力・水などの資源をまずは把握し、それを削減することができるかを考えましょう。美容室からアウトプットされるゴミの再利用が可能かなど考え、なるべくゴミをださないリサイクルを大切にする活動が出来るかを考えましょう。

 

フラッシュアイデアでこんなことが考えられるとおもいます。でも、これは一般的な美容室をイメージして書きましたので、実際はそれぞれの美容室が抱えるステークホルダーは異なるはずです。自社に関わるステークホルダーを今一度見つめなおし、向き合うことでよりよい美容室のCSRが出来るはずです!

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