CSRの行動項目に地域社会貢献というキーワードがある。地域社会貢献ってなんでしょうか?地域社会に支えられることで、事業運営が可能になる事業じゃないから。と思う企業様も多いかと思いますが、それは幻想にしか過ぎません。例えばIT関連企業だと小売業などに比べると地域社会との接点が少ないと思いがちです。しかし、そんなことはありません。

例えば、事務所に出勤し、勤務し、退勤するまでの時間の間に地域社会のお世話になることも多いです。駅を降りて事務所に到着するまでのあいだの道路をつかっている。その道路は地域社会の住民の方も使っている生活道路。勤務中に買い物に行く小売店も地域の社会の方が利用している店舗。帰りの道すがらすれ違う生徒や学生は地域社会の生活者。何かと地域社会の皆さんが居るから成り立つものを利用させていただいたり、地域社会のみなさんから反対されていないから成り立つものも多いと思います。

では、何をすれば地域社会の皆さんに喜んでいただけるのか?ゴミ拾いでしょうか?それもあるかもしれません。でも、ゴミ拾いは御社じゃなくても出来ることではないでしょうか?御社しか出来ない事ってありませんか?ITだと高齢者の家に出向いてPCの設定などをしてあげたり、子どもたちにPCの使い方を教えてあげたり、その両親に向けてPCの活用方法などを教えたりすることもできますよね。それでも充分地域社会貢献だと思います。

そもそも地域社会が持つ固有の問題を自社が出来ることで、解決することが重要です。今一度地域社会の独自性を洗い出して地位社会が今何を求められているのかを見直すことが大切です。地域社会の対話の上に企業の地域社会貢献は成り立ちます。まずは、地域の行政機関や町内会との対話をはじめてみませんか?弊社では地域社会と企業のコーディネート業務もおこなっています。御気兼ねなく御相談くださいませ。