タグ別アーカイブ: Creating Shared Value

東北の復興を考える

2011年3月11日。日本の歴史上忘れられない日になった。多くの尊い命が失われた。家が消え去った。道もなくなった。電車もなくなった。レールさえもなくなった。4年前の今日何が起こったのかわからないほど情報は錯綜し、被害の範囲もわからずにいた。日々日々状況がわかり、その凄惨な状況が伝えられ始めた。

世界中から献金をいただき、人を派遣いただき、復旧まではそこまで時間がかからなかった。今、私達が考えなければいけないのは復興の形だと思っている。東北の被災された方にお金を提供しても何も解決にならない。彼らが必要なのは就業場所だ。2014年5月9日河北新報で、東北の137市町村が人口減で消滅可能性 2040年推計を記事として発表しました。

なぜ消滅するのか?若者が仕事を求めるために、大学のために、故郷をでていく。でも、そこに仕事があればどうだろうか?復興のための建設系の仕事ではなく世界から人が集まるような場所でサービスの仕事をがあればどうだろうか?東北に、いや日本に今後必要になるのは国際集客装置ではないかと思っている。

日本のコンテンツで世界を席巻しつづけているコンテンツは結構多い。ドラゴンボールなどは世界70カ国以上で放映されている。このコンテンツを活かし、東北の被災地にドラゴンボールワールドを作ってみてはどうかと思っている。コンテンツはなにもディズニーだけではない、日本には鳥山明という稀代のクリエイターが存在している。彼の世界観が味わえるテーマパークなんて素晴らしいのではないかと思う。

とはいえども、どうやってこれを現実化するか?だが、これについてはコンテンツも資金もクラウドで募ってみてはどうかと思う。世界中のドラゴンボールファンが魅力に感じるファンドを立ち上げ、魅力に感じるコンテンツを形にしてみてはどうかと思う。ということで、これ一度粗々プランを作りヤフーさんに持って行こうと思っている。

CSRで「らしさ」を追求する2つの理由

CSRを実施する上で重要なのは「らしさ」だと記載したことがある。これには2つの理由がある。一つはマイケルポーター先生のヴァリューチェーンとらしさが深く絡み合っている。もう一つは継続性という問題だ。一つ目に挙げたマイケルポーター先生は若くして競争優位について考え抜いたわけだが、その一つのバリューチェーンはこんなものだ。

購買した原材料等に対して、各プロセスにて価値(バリュー)を付加していくことが企業の主活動である。
バリューチェーンが企業の競争優位性をもたらす理由は、企業内部のさまざまな活動を相互に結びつけることで、市場ニーズに柔軟に対応することが可能になり、結果として顧客に価値がもたらされることに求められる。

この先生が指し示す活動を結びつける、結びつけ方はその企業の成り立ち、背景によってさだめられることになる。これはその企業の持つ文化により意思決定がなされることをさし、その企業らしさを示すことにもなる。これはCSRを実行する上でも同様で、競争優位があり、価値を最大化できるCSR活動を行う上でらしさは軽視すべきではない。CSVを語る上でも同様の事が言える。社会と共有価値を作る上で、企業が作り出す価値が企業内部のバリューチェーンから生み出され、自社が生み出す価値を社会の価値に繋げる時に「らしさ」が重要なものになるという解釈も出来るであろう。

継続するという観点でらしさの役割を考えよう。これは企業体に属したことがない人にはピンとこない話だが、各企業はそれぞれ文化というものを背負う。意思決定、価値基準、行動様式は不明文の文化に縛られる。この文化というのは不思議なもので、各企業ごとに異なる。同時にこの文化にマッチする活動の推進力は強く、継続することができる。この文化「らしさ」にそぐわないものは、推進することも、維持することも難しい。ゆえにCSR活動も当該企業のらしさを見つめ、取り込むことで社内浸透度が高く力強い活動ができる。

CSVはポッと出た話ではなく、マイケルポーターのこれまでの論文の流れを汲んでいるものなので、そこだけ取り上げ話をしても意味を本質的理解ができていないことになる。企業文化というものを体験したことがない方にはピンとこないものとなってしまう。意外とこの辺のトピックについて語るのはつけ刃の知識や聞きかじりの経験では語ることが難しいのではないかとふと思った。

 

iPadから送信

CSRをやめるということ

なんでも言えることですが、撤退という戦略が一番むずかしい戦略です。どんな戦いにおいてもメンバーの士気を高め、一気通貫で進めていくことが肝心になります。その中で撤退というネガティブな行為を事故なく進めることほど難しいことはありません。歴史から見てもわかるのですが、世界中の歴史の戦略で撤退を出血なしで終えた事例はそうそうありません。なんとも難しいものなんです。

さて、本題のCSRをやめるということも同様のことが言えます。本業で充分な売上げ利益を出せる仕組みをCSR的な観点で構築しておらず、とってつけたようにCSRに投資をしたのはいいが、本業が失速し、売上利益が減少し始めたら。CSRをやめるという判断も浮かび上がります。冷静に考えればCSRの部門を解消し、他のスタッフ部門に吸収しつつ、CSRを考慮においた経営に戻していくのがいいのかと思います。

どのような経営行動でも急激に進めるとその反動はあります。CSRをやめよう!といったとしても一気にやめるとその分反動はあります。望ましいのはCSRを第一義的に考えて、とってつけたようなCSRを標榜する姿勢を改善することが望ましいのではないでしょうか?求められるのは、本来あるべきであったCSRの姿。とってつけるのではなく、行動指針の根幹にCSRを括りつける行為が求められるのではないえでしょうか?

本来CSRと行動指針を紐付けることでよりステークホルダーと呼応した経営ができ、マーケット・インでリーンな組織が構築できることにより売上利益が安定的に生まれるというのが望ましいのだとは思います。とはいえども、そんな事例はあまりないのも実情。CSRをやめようという意見がでたらまずはソフトランディングのイメージを作るようにしてみてはいかがでしょうか?

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

なにかご質問や御相談ございましたら、御気兼ねなく御相談くださいませ。

基本的に相談などに関しましては無料で対応させていただいております。ご質問やご相談はこちらから。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

CSRは業種業態を問うのか?

本日ひょんなことからエンターテイメント関連の企業様にCSR関連とは別件でお邪魔しました。そこで別件を話しながらフト考えました、エンターテイメント業界でもCSRはなりたつのか?どうか?結論から申し上げると可能だということがわかりました。CSRはこういう業態だからできませんとか、こういう業態だから難しいですということはありません。どのような業態でも実施可能な経営活動です。

パチンコ産業のCSR
エンターテイメント産業のCSR
出版業界のCSR
スポーツ業界のCSR
IT業界のCSR

どんな業種でもどんな業態でもCSRは実施可能です。CSRは経営姿勢であり、業種や業態に影響されるものではありません。目標を持ってどのように環境・社会と共に持続発展しようとしているのか?というだけです。だけといってもそれが大変なんですが・・・。一度CSRの方針を確定してしまえば、あとは目標に向かってアクションを行うだけです。アクションは業種や業態にひも付きになります。本業とかけ離れてステークホルダーとも関係ないアクションを行なっても意味がありません。

うちの業種・業態でもCSR行動おこすことができるのか?CSR方針は確定したけど、ステークホルダーに対してインパクトを与える活動ができてないなと思っていらっしゃる企業様は是非一度御相談くださいませ。御社のお求めのCSRについて全力で考えプランさせて頂きます。

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

なにかご質問や御相談ございましたら、御気兼ねなく御相談くださいませ。

基本的に相談などに関しましては無料で対応させていただいております。ご質問やご相談はこちらから。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

CSR

当社ソーシャルビジネスに関するプレスリリースにつきまして

2013年7月11日
ヤフー株式会社
株式会社クラウドワークス
大国屋ビジネスコンサルティング株式会社

クラウドソーシングを使った参加型商品開発企画
「Product Design Lab(プロダクト・デザイン・ラボ)」を開始
~ 被災地の課題を解決するための新しい仕組みを創出 ~
「Product Design Lab」のアドレス http://info.shinsai.yahoo.co.jp/department/productdesign/

Yahoo! JAPANが運営する「復興デパートメント」は本日、株式会社クラウドワークス(以下、クラウドワークス)、大国屋ビジネスコンサルティング株式会社(以下、大国屋ビジネスコンサルティング)、および「Yahoo!クラウドソーシング」と連携し、クラウドソーシング(※1)を使った参加型商品開発企画「Product Design Lab」を開始いたしました。
震災から2年が過ぎた被災地では現在、工場の復旧などが急ピッチで進められています。それに伴い、商品の生産量も徐々に上がってきていますが、一方で、新商品やオリジナル商品の企画・デザイン力が社内で不足しており、販売促進に結び付かないという課題も見えてきています。

その課題を解決するために、復興デパートメント、クラウドワークス、大国屋ビジネスコンサルティング、Yahoo!クラウドソーシングの4者が連携し、商品自体のデザインをクラウドソーシングするという新しい取組みを通し、商品開発の新しい仕組みを創出します。

具体的には、新商品の企画段階から外部のリソースやアイデアを活用し、商品開発を行います。全国のデザイナーや消費者から、クラウドソーシングを使って広く商品開発への参加を募集することで、「みんなでひとつのモノを作り上げる」という作り手と消費者の一体感を構築し、さらに企画以降の販売までの全行程をオープン化し投票制度などを設けることで、すでに出来上がっている商品を「売る人」と「買う人」という“縦の関係性”でつなぐのではなく、商品開発を通して人がつながっていく“横の関係性”を作っていくことを目指しています。

東北地方には、何百年もかけて築きあげてきた伝統工芸の技があります。その技と、距離の垣根を越えたデザインとを結び付けることで、もともと東北に存在していた伝統の技に新しい価値を加え、東北の商品のブランド価値をさらに高めて行きます。
今回、「Product Design Lab」に参加する企業は、宮城県南三陸町でカットした革を手作業で編み込むのが特徴の革のバッグを制作・販売する株式会社アストロ・テック(以下、アストロ・テック)と、陸前高田・気仙地方の椿を精油し、純国産の東北発商品にこだわったハンドクリームを販売している「気仙椿ドリームプロジェクト(一般社団法人 re:terra、以下、気仙沼ドリームプロジェクト)」の2団体です。

アストロ・テックでは、新商品(第一弾:バッグ、第二弾:財布)の商品企画(デザイン等を含む)から製作・販売までを。「気仙椿ドリームプロジェクト」では、昨年大人気となったハンドクリームの新しいパッケージづくりを進めて行きます。
まずは、「Yahoo!クラウドソーシング」上での事前アンケートを通して商品の形状を確定し、それを元に「クラウドワークス」でデザインを募集。その後、「Yahoo!クラウドソーシング」上で商品投票を行い、確定した商品を「復興デパートメント」で販売していきます。

<スケジュール(予定)>

■アストロテック
第一弾: オリジナルバッグ
7月5日: 事前アンケートを実施し、商品の基本的な形状を確定(大きさ、形など)
7月11日~7月29日: アンケートで確定した商品の形状にあわせたデザインを募集
8月5日~8月11日: 集まったデザインのなかから製作する商品を決める投票を受け付け
8月23日~: 商品デザインを確定し、製作を開始
10月11日~: 商品の予約販売を開始
第二弾: オリジナル財布
7月31日、8月1日: 事前アンケートを実施し、商品の基本的な形状を確定(大きさ、形など)
8月8日~8月23日: アンケートで確定した商品の形状にあわせたデザインを募集
8月29日~9月11日: 集まったデザインのなかから製作する商品を決める投票を受け付け
9月17日~: 商品デザインを確定し、製作を開始

■気仙椿ドリームプロジェクト
7月11日~7月29日: ハンドクリームのパッケージデザインを募集
8月5日~8月11日: 集まったデザインのなかから製作する商品を決める投票を受け付け
8月23日: 商品デザインを確定し、制作を開始
11月11日~: 商品販売を開始
「Product Design Lab」では今後も、東北産の商品の価値を高め、現地が自立して事業展開できる企画を、現地の人々と一緒に進めて参ります。

※1 「クラウドソーシング」とは、インターネットユーザー(群衆=クラウド)の力を活用(=ソーシング)して、世の中の企業の課題解決を目指すサービスです。時間と場所を選ばないのが特徴で、スマートフォンなどのモバイル端末からも簡単にご利用いただけます。

 

CSV(共有価値の創造)に関するお知らせ

継続することに意義があるということを常日頃CSR関連の投稿では書いています。ソーシャルでもなんでも同じだと思いますが、途中でやめるのであれば意義が問われてしまいます。今回、3社の共同プロジェクトという事でプレスリリースが出ましたが、これも継続することに意義があるのではないかと思っています。今回のプロジェクトは弊社のプロボノ参加に端を発しています。プロボノとして東北復興支援に参加し、共有価値の創造と企業価値の創造という二点を実行できないか考えた結果のものです。

 

CSRコンサルタントでありECコンサルタントであり、経営コンサルタントでもある私が東北の復興支援として出来ることは、お金を出すことでも、体を使うことでもなく、仕組みやコンセプトを考え提供することでした。参加する企業、消費者、クリエイター全てにとって意義のあるサービスをプランニングしてみました。それぞれの参加者がすべて直接的な金銭的な利益があるわけではありません。それぞれの参加者がそれぞれの機能を提供し、一つのものを創りあげていくという仕組みをクラウド型で実現できるというモデルです。

 

CSRコンサルタントやソーシャル関連のコンサルタントという方は多くいらっしゃいますが、CSVという切り口でプロジェクトを立ち上げ、運用出来ている方はそう多くはないのではないかと思います。途中で挫折したり、そのもの自体が価値を生み出すものではなくPRでしかなかったりするものが多い気がします。今回のこの試みはCSRを超え、CSVプランニングというところに踏み込んだプロジェクトになるものだと私は確信を持っています。継続的にこのプロジェクトは関わり続け、CSVの可能性に対してアプローチを続けて行きたいと思います。

 

今回のプロジェクトを横に展開し、これからは国内の過疎地で何かしらのリソースが必要な地域や事業に対して、社会の共有価値を創造し、参加者全員がメリットのある仕組みづくりに対して継続的に取り組んでいきたいと思っています。今現在、過疎地や僻地でリソースがなく、苦しんでいらっしゃる団体さまがいらっしゃいましたらお気兼ねなく御相談くださいませ。CSRの批評だけでなく、直接的に事業に対して貢献し、事業にメリットをもたらすプランニングとプロデュースを今後も弊社では率先して取り組んで参ります。今後共よろしくお願いいたします。

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

なにかご質問や御相談ございましたら、御気兼ねなく御相談くださいませ。

基本的に相談などに関しましては無料で対応させていただいております。ご質問やご相談はこちらから。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

CSRが出来る会社の類似性

仕事柄色々な会社のCSRレポートやホームページを見る。勿論GRIフォーマットに沿った報告書だったりを読む機会が多い。その中でも、ああこの会社はしっかりCSRを経営の根幹から現場まで首尾一貫してできているなあと思わされるケースがある。そのケースには実は一貫性がある。

それはGRIの評価がA+ということでは、決して無い。その企業がGRI基準に開示をしていなかったとしても、恐らく基準に適応した時には少なくともB以上の評価にはなるのではないかと思わされる。

それは決しておもしろいCSRやおもしろいCSRコミュニケーションをしているわけではない。たんにPRするためや企業広告としての軽いCSRとは一線を画する。しかし、そういう企業が面白いCSRを実施しようと思うと恐らく容易に非常に興味深いおもしろいCSRが活動でき、表現することもできるだろう。

そのケースとは

CSRの基本方針が明確であること
CSRガイドラインがあること
各項目に対するガイドラインがあること

この3つのことだ。この3つが理路整然としており、ブレが無い。ということが最も大切なことだと思う。これは言い換えれば、

ヴィジョン・ミッション
経営方針
経営戦略
経営戦術

が明確にあることと同じだ。軸がブレる、上辺だけでお金だけが出て行く、そんなCSRはもうやめたほうがいいのではないでしょうか?

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

なにかご質問や御相談ございましたら、御気兼ねなく御相談くださいませ。

基本的に相談などに関しましては無料で対応させていただいております。ご質問やご相談はこちらから。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

コーズ・リレーテッド・マーケティングとCSR

売上げの一部を社会のためにつかいます。とても聞こえの良い販売方法が世の中に溢れています。弊社のページにも「コーズ CSR」などという検索キーワードで来訪者の方がいらっしゃるくらいですから、コーズ・リレーテッド・マーケティングって何かCSRと関係があるのかなあ?と思っていらっしゃる方が多くなってきたのではないでしょうか?率直にいいますとCSRではありません。

CSRは「企業がステークホルダーと一緒に価値を創造し、自社の持続発展を維持するもの」です。他方でコーズ・リレーテッド・マーケティングはマーケティングであり、「ものが売れる仕組みづくり」のことになります。企業の事業活動を通じて、消費者が社会貢献・環境保全活動に参加で出来るものです。その成果として企業はイメージを向上したり、ブランディング活動を行ったりすることができます。CSRそのものよりもエシカル・グリーン・ソーシャルの分野と自社の企業活動・営業活動を結びつけてマーケティング活動を行い、利益を生み出すか?ということころが重要になります。

でも、まあCSR活動です。と言いたい場合にはコーズ・リレーテッド・マーケティングにアカウンタビリティが存在するのであれば成り立つとは思います。

1.何故その社会課題に取り組むのか?

2.いつまでその社会課題に取り組むのか?何を目標としているのか?

3.それらの情報を開示してマーケティング活動をおこなっているのか?

これらの点が不明確である場合は、CSR活動として考えにくいかもしれません。なんで日本でも打てない人がいるワクチンを第三国のために買わなければいけないのか?日本でもご飯を食べることができない子どもたちがいるのに、第三国の子どもたちのご飯を食べさせなければいけないのか?日本でも綺麗な水を飲むことが出来ない人がいるのに・・・。などのように明確な理由が明示されているのか?次に何をもって達成とするのか?その問題は持続的に存在し続ける問題・課題なのか?などの部分も明確にする必要性があります。最後にそれらの情報を聞かないと教えないというスタンスではなく、キャンペーン商品やマーケティング活動中は広告などに明示することです。

それらのことが明示されており、尚且つ自社のCSR方針にあっているのであればCSR活動といってもいいのかもしれません。それが整合性もとれない、単なるお涙頂戴マーケティングであれば、消費者の善意に悪乗りしている企業だというレッテルを貼られる日が早晩くることになるでしょう。そうならないために、コーズ・リレーテッド・マーケティングで物を買う人は「目的・目標・期間・情報開示」などを見て商品を買いましょう。企業側は消費者を騙すことなく、誠実誠意を持って、自社のCSR方針とすり合わせができるコーズ・リレーテッド・マーケティングを行いましょう。

コーズ・リレーテッド・マーケティングは行い方によっては、企業と消費者そして問題・課題を抱える人にとってメリットのある活動になります。正しく運用することでまだまだ可能性はあります。あきらめず正しく運用し売上げ極大化と消費者満足度向上と価値創造をしましょう。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

なにかご質問や御相談ございましたら、御気兼ねなく御相談くださいませ。

基本的に相談などに関しましては無料で対応させていただいております。ご質問やご相談はこちらから。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

儲からないCSR活動を停止するリスク 

CSRをつかって儲けましょう。コーズ・リレーテッド・マーケティングをつかって社会貢献しながら儲けましょう。一見してなんとなくいいことに思える。しかし、これは諸刃の刃でしかない。何故ならば、一度始めたCSR活動を止めるということはその企業のブランディング自体に大きく影響するからだ。流行っているから飛びつくのは、悪いことではない。スピード感覚をもって事業に取り組むことは、日本企業にとってとても価値感であるべきだからだ。

 

しかしながら、一度始めたCSR活動を儲からないからやめるということは逆を返していうと「何も考えていない」ということになる。CSRコンサルタントや広告会社が儲かる儲かるといって始めたところで、結果が出ず、それらの活動をとめることになるとその説明責任の所在が問われることになる。コーズ・リレーテッド・マーケティングを実施していて、そのマーケティングを終了するとなると、助成していた側の人はどうなるのか?その人達はもう完全に救われた状態にあって、企業側にはもうすることがないのか?という話になる。

 

例えば10L水を販売した時に1Lの飲料水を綺麗な水を飲むことが難しい地域の人達に提供していたとする。そのために井戸を掘り続けていて、井戸を掘ることで地下水に深刻なインパクトを与えてしまい、その他の地域の水源を枯渇させたとしよう。そこで代替案なしに水の提供をやめたら、それを助成していた企業の活動は余計な助成だったことになる。あるべき姿はその後もどうすれば綺麗な水を提供し続けることができるのか?を考えつづけ、行動し続けるべきではないか?

 

もっとシンプルに儲からないからCSR活動やコーズ・リレーテッド・マーケティングをやめたらどうなるのか?その企業にCSR方針がなかったことになる。先日買いたようなIT企業の企業でCSR方針が企業のビジョンやミッションそのものの時に、こういうことは起こりえる可能性はある。儲からないし、本業に与える影響もすくないからやめようというトップの一声でCSR活動そのものが停止することだってあるだろう。こうなるとその企業の評価はあらゆるステークホルダーから悪くなるだろう。

 

消費者

サプライヤー

従業員

投資家

株主

業界他社

 

ありとあらゆるステークホルダーから、その企業の評価は下がることだろう。儲かるからCSRをはじめることは、否定したくはない。でもそれを始める前にかならず、「CSRの継続性」、「強固なCSR方針の確立」を行った上で取り組んでもらいたい。

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

なにかご質問や御相談ございましたら、御気兼ねなく御相談くださいませ。

基本的に相談などに関しましては無料で対応させていただいております。ご質問やご相談はこちらから。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

本業につながらないCSRが何故続かないか?

本業と遠いところのCSR活動はなんで評価されにくいのか?それは売上げにつながらないからだ。というと元も子も無い。でも、本質的には的を射ていると思う。何故ならば、従業員が理解できない活動はいくらトップが推進しても、力の入りようが違うからではないかと思う。従業員にとって会社は職を得て、仕事をして、お給料をいただく場所であり、仕事を通じて自己実現を達成する場所でもある。自分の職務とカスリもしないCSR活動は継続することは難しいだろう。

 

でも、こういう反論をする人も居るかもしれない。木を植えることのどこが本業を通じたCSR活動なんだと?そうですよね。木を植えることとCSR関係あるのか?実はあります。例えば、飲料関連の企業の植樹や山の保全は自社の飲料水の水源確保と関係しています。小売店やスーパーが木を植える活動は地域社会との結びつきの部分で関係しています。自社の企業行動の範囲と関係があるから、木を植え続けるし、CSR活動が維持します。

 

では、遠い外国の子供の衛生環境改善や識字率改善などはどうでしょうか?その国で当該企業が企業活動をしており、その改善が自社の売上げに大きく左右することだと関係性はあります。このアプローチは割りとCSVの考え方やソーシャルアントレプレナーの考え方に近いかもしれません。当該国の問題を解決しながら新しい市場を創造するという手法です。でも、これってば現在進行のステークホルダーとの関係性改善とは遠いところにあるのかもしれません。他方ではこんなことも考えられます。当該国で企業が生産調達をしており、その地域社会への貢献活動としてのCSRではどうか?これは充分考えられると思います。

 

CSRをはじめよう!といって意気込んでCSR活動のバウンダリー(境界)をむやみやたらと広げることはお勧めできません。まずは、手が届く範囲のステークホルダーと対話し、ステークホルダーが必要としているもの、企業がすべきことを着実にひとつひとつ実行することが最も求められていることなのかもしれません。

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

なにかご質問や御相談ございましたら、御気兼ねなく御相談くださいませ。

基本的に相談などに関しましては無料で対応させていただいております。ご質問やご相談はこちらから。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□