ネット通販は自動販売機かバザールかという議論をやたらと持ち出すことがある。アマゾンとそれ以外の日本のネットショップを比較した時のことを言う時にそれは比喩される。しかしながら、本質的な議論をさけた話だということに気がついてほしい。アマゾンは日本のネット通販モールと比較してはいけない。アマゾンは「倉庫会社+データ解析」の会社だ。現在、日本のネットショッピングモールは「価格競争」を生み出す会社だ。

 

日本のネットショッピングモールが生き残る方法は顧客がそのネットショッピングモールを使用する価値を与え続けなければいけない。取り扱い商品量で勝てないのであれば、価格競争や配送スピードそしてポイント付与などの勝負を持ち込まないといけない状況になる。そうなるとそうなると否が応でも出店店舗の競争を煽り、消費者にとって価値のある情報を提供しなければいけない。

 

では、そういった状況下において日本のネットショッピングモールに出店している中小企業はどうやって勝ち残らなければいけないのか?

1.基本的なことはしっかりやる。

2.消費者を惹き付けるコンテンツ保有する

この2点に集約される。基本的なことはしっかりやるというのは従来のネット通販のノウハウ本でも読んでいただき、ひとつひとつ書かれていることができているか?確認していくだけでも相当いいページができる。でも、良い店舗ページをつくるだけではもう売上げは上がることはないだろう。

 

消費者を惹き付けるコンテンツ保有する。この点は色々なやり方がある。見せ方。内容。ストーリー。これについては一定の勝ちパターンは存在していない。実はそのお店で務める人員、キャラクターに大きく依存している。制作会社にそんなコンテンツ制作を依頼した所で、その制作会社がいなくなったら、そのコンテンツは保有して維持継続しつづけることができなくなる。

 

仕組み化すればいいじゃないか?そうそう。仕組み化するという言葉は中小企業のネットショップには酷な話だ。仕組み化ができるのは従業員数が多く、作業する従業員のスキルセットが均質で一定レベルのものが担保できている状態の時にのみ適用する。今中小企業のネットショップに求められているのは、仕組み化じゃなく全く正反対の脱仕組み化。圧倒的なオリジナリティの表現なのだと思う。「例えそれがセールであっても、その企業のバリューチェーンに価格競争力があればいいと思います。」

 

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