ECのことばかり買いてしまっているので、CSRのことも書きます。会社っていろんな人がいて、いろんな利害で動いていますよね。そもそもひとつの方向性をもってして動いているはずなんです。利益の最大化です。それによって、ステークホルダーの満足度を最大化し、より自らが望む企業活動を行うこと。

しかし、利益の最大化を目指すことで利害関係が組織内で衝突します。小売ならば、ブランドごとの衝突だったり、メーカーなら売り場の衝突。一般的なことで言えば営業と経理や売上管理との衝突、営業と製造部門の衝突。利益を目指すお互いの方向性が同じなのになぜ衝突するんでしょうか?

何故ならば、利益は尺度でしかないからです。10部署居れば、10部署の利益に対するアプローチがことなります。そこで気づいた学者や研究者がビジョンという言葉を持ち出しました。企業は利益のために動くだが、ビジョンを達成する通過点として利益が存在しているとしました。しかし、ビジョンは一度作ればいいものではありません。人口動態や企業を取り巻く環境などで徐々に解釈の仕方が変わらないといけません。20年前と今を生きる人とはものの考え方やアプローチが異なるからです。

そうして現在ヴィジョンはCSR的な観点と重ねて見られることが多くなりました。社会に対して、環境に対して、経済に対して、持続発展可能な経済組織とはその企業が置かれている状況から考えてどのようなスタンスであるべきか?企業が持続発展する中でどのような社会的なインパクトが与えることができるのか?企業の方向性を示すなかで、CSRはヴィジョンとオーバーラップして存在しています。

CSRを持つことにより、従業員はひとつの価値観とひとつの方向性をもって企業行動ができるようになります。そのことにより、CSRは企業の新しいエンジンになることができます。とはいえども、現実的な企業体の中でCSR部門はまだまだ戦略的な部門の位置づけを持っていません。より、戦略的な位置づけをして成功している企業がこれからどんどん生まれることをサポートしていきたいと思っています。

CSRを戦略的にどうポジショニングしたらいいのか?
CSRの草案を作る上でコンセプト・デザインはどうあるべきか?

お悩みのCSR部門・スタッフ部門の方がいらっしゃいましたら、御気兼ねなく御相談くださいませ。