人間はなんらしかの利益を求める動物である。どうにかして個人および組織の利益を求めようとするものだ。その利益の求め方は常に環境に左右されつづける。外的な環境と内的な環境に影響を受けることになる。外的な環境から影響をうけることと内的な環境から影響を受けることで意思決定は大きくかわる。

 

外的な環境は日々大きく変わっていっているのに、国益というキーワードに関しては数百年前も今日も同じである。国益を求めることで事故国の国民が生活できるし、安全保障を担保できる。しかしながら、自国の国益を求め、意思決定を行い、行動を起こすことで自国の利益を確保できていた時代はもう一昔前の話といってもいい。

 

国益を求めることで、自国の国益を確保することができなくなっているのが現代社会だ。貧困・環境などの問題はボーダレスな問題として現代社会に生きる人間そして社会にのしかかっている。国益を単純に求めることで、環境は悪化するし、貧困問題も拡大していく。一つの目的を達成するために、一つのアクションを起こして達成することなどなくなってしまっている。

 

このところ、核実験や領土問題など国際問題において武力だけを使い国際情勢や大局を見ないでアクションを起こしている国がおおくなっているが、それらの国々は先々大きな問題を抱えることになることは容易に想像できる。

 

企業活動に置き換えても全く同じ事がいえる。自社の利益のみを追い求めるのも良い。しかしながら、単純に利益を追い求めるだけでは刈り取るところがなくなってしまう。事業構築自体を見なおしし、事業のエコシステムを見直す上で環境や貧困などの問題を内包しアプローチすることで、これまで考えられなかった利益をえることができる。同時に自らを取り巻くステークホルダーと調和し、お互いが持続性超できるエコシステムを築くことが重要な今後の課題だと思う。

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