結論から申し上げますと最低限の法令遵守も出来ないブラック企業は論外です。同時に従業員の満足度が低いからブラック企業と呼ばれる要因があるとするのであれば、これまた論外です。

 

CSRにおいて従業員との関係性は、「ディーセント・ワークの実現」、「雇用の多様化など従業員との関係性の持続的発展」も一つ大切な要因です。これを認識し、課題や問題を理解し対策ができない企業ではCSRができているとは言い難いです。実はブラック企業のCSRには一つの一貫性があるように思えています。

 

「オリジナルCSRの実行」

 

CSRの定義が曖昧にされており、自社オリジナルのCSRレポートをつくりたがる。自分たちの都合の良い部分しかアピールしないというブラック企業らしい方法でのCSRコミュニケーションを行います。CSRというものは表層的に自社のアピールしたい部分だけを表明するのでは全く意味がありません。

 

自社の持続発展のために阻害となっている要因をステークホルダーと共に一つ一つ乗り越え、一つ一つつくり上げる事が重要になります。従業員とも関係性が築けない企業に「地域社会」、「環境」、「消費者」そして「株主」と持続発展を見据えた関係性を築き上げることができるでしょうか?できると到底思えません。

 

従業員も愛せない会社の商品を消費者が愛せるだろうか?例え価格に優位性があったとしても、デザインに優位性があったとしても、便利だったとしてもそういう会社は持続的に発展していくことは、今後ない。

 

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