コンサルティングをしていると様々な硬直化した組織に出会います。コスト意識のない組織、責任を押し付ける組織、意思決定が出来ない組織、部下が動かない組織。業種業態問わず多くのそういった症状を見てきました。そこで私が行う荒療治はいくつかありますが、今回はその一つをご紹介します。

意思決定のクリティカルポイントの確定とそのポイントの是正です。

カタカナ多くてわかりにくいですよね。日本語で言うと。

組織の中で真の扇の要になっている人の特定とその機能改善。

どの企業体も役員・執行役員・部長・課長・係長・主任。とピラミッド型になっています。意思決定は上から下へ、実務は下から上へという流れになっているように一見思えます。しかしながら、業種業態によってこれはことなります。場合によっては課長・店長クラスが相当権限をもっている業種業態もあります。場合によっては部長がそれぞれ絶大な力を持っていることもあります。その中でも要の動きをしている人間は意外と一段したのポジションにいたりすることもあります。

問題のある組織は意外と重要なポストが近視眼的な状態になって見えなくなっていたりもします。その重要なポストを明確にしてあげること。それと同時に重要なポストの機能を切り分けたり、効率化をはかることで一気に組織は機能回復し前に進み始めます。

機能改善の中で「泣いて馬謖を斬る」ということもすることがあります。馬謖を斬る。親族や古くからの関係者で自ら引導が渡せない状態に陥っていることも多くあります。利害関係が無い私がコンサルタントとして入り、新会社設立し利害関係がない会社をつくりそこに馬謖となる切りにくい人を移動するということもします。

やり方はそれぞれですが、組織は人間の身体と同じ。細胞から身体を作り上げています。機能不全をおこしているのであれば治療をしないとなおりません。機能不全を感じていらっしゃる企業様はお気兼ねなく御相談くださいませ。