独立してからも独立する前からも多くの企業と接してきました。その中で残念ながら倒産、休業という憂き目にあっている会社様とも出会っています。その多くの企業様が直面した問題には共通点があります。

それは組織が硬直化した状態が続き、正常に機能していない状態になっています。

ではこの組織の硬直化は何故おこるのでしょうか?私が見る限りですが、他責にすべての問題が存在しています。セクショナリズムの横行により、自分の業務以外は率先してとりにいかないことにより、型にはまった動きをする人が増え、組織の枠を超えた動きは出来なくなる。

何故セクショナリズムが横行するのか?一つは勿論組織の形が行動を規程してしまっているところもあります。しかし、それだけではありません。組織を形作っているのはヒト。

そのヒトが責任をぶん投げる傾向があります。

今起こっていることは全て自分の責任ではない。自分は言われたことをしっかりやっているのに、他の部署が責任をもって仕事をしていない。他人の責任だ。他責を行うことを良しとするヒトが溢れてくることで、組織が硬直化していきます。お見合いして誰も問題を解決にしに行かない。そうやって問題を放置しておくと、誰も問題を解決出来なくなる。

目の前で起きている全ての事象に対して能動的に対処する。当事者意識を強く持って目の前の現状に取り組む事ができれば、硬直化した組織はスピード感があがり、動きも活発化し問題や課題を積極的に解決できる組織に変わっていきます。

では、誰がこのような現状を改革していくのか?TOPなのか?残念ながら違います。こういった組織文化の根底に根ざす問題に関してはミドルマネジメントが鍵を握っていることがおおいです。

ミドルマネジメントを中心としたタスクフォースを立ち上げて、組織の硬直化に対して立ち向かうべきです。