1993年に2013年の現状なんて想像できたろうか?私には出来ていなかった。スマートフォンが、タブレットがここまで進化して生活に影響を与えることなんて考えたこともなかった。ウィンドウズ95以降インターネットは加速し、iPhoneの登場でスマートフォンは生活を変えた。コミュニケーションがここまで多様化するなんてことは考えられなかった。ユニクロが山口の片田舎から世界に進出するなんてことを想定できていた人なんて誰も居なかった。

技術進化は外的環境を劇的に変化させ、競争をより一層難しい物にする。環境の変化に対応できない生き物が絶滅したように、環境の変化に対応できない企業は息絶え絶えになってしまう。しかしながら、環境の変化を予測することは非常に難しい。そうなると環境の変化にいかに素早く対応するかが生き残るための鍵になる。例えばこんな具合だ。

スマートフォンを多くの人が使うようになり、毎月の支払で人々の毎月使えるお金から1万程度スマートフォン関連経費で消えていく。同時にスマートフォンに接触している時間も日々日々伸びている。

これまで洋服を購入していた・雑誌を購入していた・ご飯を食べていた、そんな経費がスマートフォンにとって変わられている。同時に買い物に使っていた時間、ご飯を食べていた時間、雑誌を読んでいた時間がスマートフォンに取って代わられている。

これにどう小売業は?メーカーは?外食産業は?アミューズメント産業は対応できるのでしょうか?指をくわえてみているだけでしょうか?何もしないと環境の変化に対応できず衰退していきます。アプリケーションをつくり、その他大勢の皆んなと同じことをしていたら現状が何とか維持できるだけでしょう。もっと深く考え対応することができれば、あっという間に成長することができるかもしれません。

今の世の経営課題はスピード。インターネットだけが爆速ではなく、インターネット以外の産業でも爆速が課題になります。環境の変化に一気に対応して組織を変え、戦略を変え、戦術を変え、行動を変えない限りは生き残ることができません。

恐竜が死滅したのが、環境の変化へ対応できなかったように、御社が死滅するのも環境の変化に対応できないからです。成長が続けられる企業になるためにしなければいけないこと考えてみませんか?