弱点と癖

人間には誰しも癖があります。しゃべり方、聞き方、文章の書き方、歩き方、座り方なんでも癖を持っています。其の人にとって一番やりやすい形を継続的につづけることで癖になっていきます。

また、トレーニングの話になるんですがベンチプレスとういうトレーニング方法があります。バーベルに重りをつけて、寝っ転がって手で押しあげるあれです。そのベンチプレスにも癖が出ます。私の癖は腕で上げてしまうことです。100キロだろうが、120キロだろうが腕を起点にあげてしまいます。人によっては背中の力を利用して上げる人もいるそうです。私の場合は背中の力が足りなく、肩をかばうために、腕で上げているようです。癖というのは自分の苦手な部分を補うために、生まれることが多いのが事実です。私の例でも同様に歩き方に癖がある人は腰をかばうために、猫背の人は背筋をかばうために、とそれぞれ自分の弱いところをかばうために姿勢が変わっています。

では、ビジネスにおいてはどうでしょうか?
長いメールを書く人
話がとにかく長い人
とかまわりにいらっしゃいませんか?そういうのも癖ですよね。そういう癖も実は弱いところをかばっているんだと思います。弱い所をかばうのは全然いいと思います。でも、意外と大切なのはそこから弱点を克服することだと思います。

癖は個人だけではなく、実は会社にも存在しています。それが文化という名前に置き換えられたり、ビジネスモデルというものに置き換えられたりします。ただ、人間も組織も常に成長し続けるものです。正しく、今の状態を把握して、今の弱点を改善すること、今の癖を理解することは大切なことです。

今一度、自分の癖
チームの癖
組織の癖を
見つめて見ませんか?