メルマガと単に言っても、色々なメルマガが存在します。物を売るだけでなく、情報を伝えるというメールマガジンも存在しています。全てのメルマガは一方通行的にただ闇雲に配信するものではありません。情報を配信することで、読んでいる人に反応してもらうことが大切です。これを徹底的に統計分析し対応しているのが、皆さんご存知のアマゾンです。

アマゾンは会員データとIPアドレスを紐付け、その会員が何をどのくらい閲覧したか?どれくらいの時間閲覧したか?どの商品を過去購入しているか?などの膨大なデータを分析し、その人にあった、その人が反応しそうな情報を人の手をかけず、編集し、メルマガ作成・配信まで行っています。統計的に反応するというデータ一本でこれを高い精度で行えるのは、まだまだアマゾンしか居ないのが実情です。理由はこれまでの膨大なデータを蓄積していること、卓越した分析ロジックがあることです。

では、そんなデータや分析ロジックが無い企業はどうすればいいのでしょうか?手運用でアマゾンと同じことをすればいいのでしょうか?これは違います。データ量が少ないのに分析しても、必ずしもアマゾンのような結果を得ることは難しいものがあります。なので以下の3つの項目をまずは徹底的におこなうことが求められます。

1.メルマガの情報は購読者にとって有益か?
以前に一度、「メルマガはラブレター」と書きました。でも、本質的には違います。ラブレターは自分の気持ちを一方的に伝えてもいいです。メルマガは相手あってのものです。そんなに好きって言われても、自分にメリットがなければお付き合いできません。と言われるのが、現実。うまいラブレターは自分と付き合うとどうメリットがあるのかがよく書かれています。そうです。プレゼンが手紙で行えているということです。メルマガも同じで、文章でプレゼンが行えていないといけません。もし、それがうまく出来ていないのであれば意味のない情報を一方的に伝えていることになります。

2.メルマガを読んだ人にどうしてほしいのかを良く考える。
メルマガを読んだ人にどうしてほしいですか?掲載している商品を買ってほしい?サイトに訪問してほしい?セミナーに参加してほしい?どんなことがしてほしいでしょうか?この点が曖昧になっている場合は、メルマガがぶれます。メルマガを通じて何をしてほしいのか?明確に意思を持つことは大切です。ああ、いつか買ってくれればいいんです。というメルマガだといつまでも、いつかはきません。よく考えましょう。

3.メルマガじゃないといけませんか?
メルマガは確かに手軽です。でも、メルマガであるべきでしょうか?無論、楽天などのモール経由で顧客にアプローチしようとすると、カート抜け・篭抜け(他の決済手段への誘導)が考えられるためにアプローチは禁じられています。でも、それ以外の場合は顧客に対してのコミュニケーション手段は多様です。色々なコミュニケーションを行うことができます。対面・手紙・FAX・電話。自分たちが求めている結果に対してメルマガが最短でしょうか?メルマガ以外の手段が最短で最も効果がある場合は他の手段を取ることも検討してみてはいかがでしょうか?

とまあ、メルマガを書く際にどんな反応を求めているのか?ということで、書き方や手段は大きく異なりますよということを書きました。ネット通販やWEBマーケティングにどっぷり浸かると近視眼に陥ってしまって、ネットでする必要のないこともネットで完結させてしまおうとしまいます。当たり前のことですが、

対面>手紙>電話・FAX>メール

です。自分が求める最善の結果を得るためにどの手段を使うか?という点まで立ち返って考えることも重要かもしれません。