この夏の選挙はネットの活用が解禁される。そこで先周りしてお話をしておくと、おそらく活発にSNSを活用し過ぎると思わぬ結果になることさえあると思う。同時に日本社会においてまだまだ政治に関する発言をすることはタブーな部分があることを認識しておきたい。この夏のネット選挙はおそらくフェイスブック上での情報発信などが中心になるのではないかと思う。そこでデータを見ながら本部が反応の弱い地区に対して、テコ入れをするようなデータを駆使した選挙戦になるのではないかと思う。

他方でスマートフォンというデバイスの普及率が高まる昨今、選挙ポスターを見て人名検索をする回数も増えるのではないかと思う。そこで注意したいのが以下の点

1.クリエイティブの統一
ポスターのクリエイティブで使用したキャッチコピーなどがホームページのファーストビュー(最初に見られる画面)の中にあることが求められます。もし、ポスターのクリエイティブとホームページのクリエイティブが違っていたら、もしポスターの本人画像とホームページの本人画像が異なっていたら、読んでいる人はどう感じるでしょうか?

騙された。と感じませんでしょうか?検索した人があれ?なんか違うと思った瞬間に第一印象が悪くなります。第一印象を払拭し、良い印象に変えるためには相当の努力をしないとなかなか変えられません。

情報との第一接触から第二接触まで出来る限りイメージを変えずにつなげていきましょう。

2.SEO対策
今回ふと思ったのですが、ネガティブキャンペーンがこの選挙ではやりやすくなっています。いままでリアルの人的ネットワークでネガティブキャンペーンは実行されていましたが、今回は不特定多数の人に対してネガティブキャンペーンが実行しやすい状況になっています。SNSのことばかり気にしていたら、検索結果を狙うネガティブキャンペーンも可能だということを忘れてしまいます。人名検索した時に1位以外で対抗候補の検索結果が占めることも可能です。SEO対策は選挙期間中にあわせてバシッとおこなうことは不可能ですので選挙が始まる前に出来る限りの調整はしましょう。

3.ソーシャルボタンの設置
SNSを活用した選挙活動が解禁されているのに、活用しない手はありません。ツイッターのタイムラインを表示した政治家のホームページは多く見受けられるようになりましたが、まだまだソーシャルボタンを設置したホームページはありません。まずはソーシャルボタンの設置と総務省のガイドラインに関する表記もあわせて表示するなどのことはしておきましょう。

ネット選挙解禁前に考えなければいけないのが、伝える内容。伝える内容が無いのに出馬はしないと思います。伝える内容をどこまで研ぎ澄まして多くの人が共感できるものにするのかが選挙でもっとも重要な課題になるのではないかと思います。まずは伝えたいことを研ぎ澄まし、みんなのお腹に落ちるキャッチコピー・フレーズをつくることが大切なのではないかと思いました。

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