色々な書籍がこの世の中には溢れています。色々な情報が溢れています。その情報の中でも注目されやすいのが「働き方」長い人生の中でどれだけ働くのかわかりませんが、働くことに関する情報について、人は激しく反応します。人間の一生の中でもっとも重要視すべきコンテンツかどうかは置いておいても、働くことに関しての情報はよく取り上げられます。

どうしても、自分の人生にとって重要なことよりも目の前の問題の方が大きく、その問題こそが働くことにつながっているのかもしれません。働くことの情報の中にも、「どこで働くか」「どう働くか」「どうやって成功するか」などの情報がありますが、多くがスキルアップやテクニックについての話です。でも、企業の中枢に居る人間が何かのプロフェッショナルであるという話はあまり聞いたことが実はありません。

大きな企業グループの中枢にいる企業人で将来出世していくんだろうなあと思う人達の多くに共通して言えることがあります。人間性です。ハートなんです。スキルやテクニックが必要であれば、その部分だけ買うことはできます。でも、企業の背骨を支えるような人材にはスキルやテクニックは殆ど必要ありません。ハートが必要になります。

では、このハートというものは書物やPCなどで溢れる情報に記載することができるようなものなのか?というと。。。それはできません。属人的なもので個人の素養や素質にも大きく依存するものだからです。このハート、人間性はどうやって育てることが出来るのでしょうか?私はできるだけ多くの人と会うこと、多くの人とぶつかること、これから生まれるものだと思っています。

勿論、社会的常識やスキルやテクニックは大切です。それが無いのに、ハートがあるから大丈夫ということはありません。それではただ単に熱いおっさんということになってしまいます。私も若いころ、我流の営業やコミュニケーション手法にこだわったことがあり、大先輩からこう言われたことがあります。我流が出来るのは基礎があるからできる。基礎がない人間が我流を押しても、駄目だ。そのとおりだ!と反省しました。スキルとハートは両輪。

スキルアップやテクニックの習得と同様に人間性のブラッシュアップやハートが熱くなる方法を追求することも忘れないで行なうことでスキルやテクニックは光ります。今一度ハートの熱さ確認しましょう。