生活様式がコロナの影響で大きく変容してきてしまいました。毎日外に出ている人で何も変化がないという人はそう多くはないと思います。そもそもお店が開いていない状況です。否が応でも消費は鈍化していってしまいます。このコロナの影響による行動変容で大きく影響を受けた商品はどのようなものなのでしょうか?

ハイヒール
男性だとピンと来ないものにヒールがある。昨年来KuTooという市民活動がありヒール着用を女性に強制するのはやめてほしいというものでした。しかしこのコロナで思わぬ影響を受けそうなのがヒール。ヒールは構造上細いかかとなものですから耐久年数が普通の靴と比べ物にならないほど短い。そのせいもあって女性専門靴販売店がナショナルチェーンとして展開できたりしていました。回転数が早い流行性の高い消費財としては事業者にとっては良い商品だったと思います。しかしながら、コロナで人が歩かない。歩かないと壊れないし、摩耗もしないので靴を買わなくてもよくなるんですよね。

バッグ
出かけないのでバッグが不要になってしまいます。特に在宅ワークが増加した4月から5月にかけてはインターネット通販でもバッグの売上は低迷したのではないでしょうか?外に出かけるために必要なものの最たるものが靴や鞄です。これらの商材に関してはコロナの影響を大きく受けた商品になります。

化粧品
コロナ禍のせいでマスクを常にしている状況で、コロナ前の様に女性はメイクをするのかというとしない人もいるし、いままで通りにする人もいると思います。でも、これまでと比較するとしない人が増えるのはいたしかたないことかと思いますが化粧品売上はこれまでよりも成長することはなくなる想像は容易につきます。

洋服
外に出かける回数が圧倒的に減ったので洋服を新たに購入しようというモチベーションがわかないという人が多いのかと5月中旬まで思っていましたが、JCBのカードデータによると4月の下旬からネット通販の話ではありますが昨対比を130%程度超えているようです。ゴールデンウィークに差し掛かり、控えていた消費が初夏の陽気で着火されたように燃え上がってしまったのかなとも思いました。しかし、ファーストリテイリングのGUやユニクロのオンライン会員登録とライン登録をしているのですがそれくらいのタイミングで猛烈にPUSH型のマーケティングをおこなっていたので、各企業のそういったアクションの成果なのかもしれません。

次回は逆に売れたものをピックアップしたいと思います。