コンテンツを売るサービス・物販・ビジネス
チャレンジングなお店あんまり見なくなりましたよね。こういう勝負を商売でしてくるのか?と思わせるようなお店。実は鶴見にあるラーメン屋があります。名前もありません。ただ、お店の外面に沢山の張り紙が貼ってあります。
「世の中の金と女は仇きなり、早く仇にめぐり逢いたい」
「30以上セーラー服着用ラーメン只」
「ウェディングドレス来店只」
娘を幼稚園に送る最中にふと通りがかるとそんなキャッチコピーが貼り付けてあるお店がりました。
「????」
なんの店なんだ?と思って覗きこんで見ると、カウンターとラーメンの寸胴鍋が見えました。それと同時に白髪の老人が寸胴鍋を抱えて外に出ていき、道の脇の方でどうやらスープの仕込みをしていました。
これは声をかけずにいられないと思い、思い切って声をかけてみました。
「お店の名前はなんて言うんですか?」
「ありません。」
「名もないラーメン屋なんですか?」
「そうです。名前はありません。」
「何時から開いてるんですか?夜は何時まで?」
「11時からお昼過ぎまでで、夜はやってません。」
あまりにもマイペースさに、ああ趣味でやっているんだなあ、いいなあと思い家路につきました。家に戻り、嫁とそのラーメン屋について話をしてみました。無論知っていると。毎日子供を送り迎えしてるんだから気がつくよということでした。なかなかその店流行っているらしいということもわかりました。
そこで、考えさせられました。あのおじさんやるなと。おじさんはラーメンを売っているんですが、コンテンツも同時に売っているんです。
「変わったメッセージを打ち出すおじんさんがやっているお店でラーメン食べた。という。」
すばらしいことです。今の世の中何を買うのも、何を食べるのも、紋切りで同じようなサービスで同じようなものばかりです。記憶に残らないということは、他の人にそのことを伝える気にもならないということですよね。ユニクロでポロシャツ買ったときにそれを他の人に伝えますか?あまり伝えませんよね?もし、変わったお店でポロシャツを買ったら伝えますか?多分伝えたくなります。変わっているのがいいのではなく、コンテンツを売る。ことがいいんですけど。。
その場所
その人
そのモノ
に紐付くストーリーがあるサービスやモノの販売は人の記憶に残り、シェア:共有したくなります。共有したくなるようなサービスやものを提供する企業・お店で無い限り、生き残ることができない世の中が目の前に来ているのではないとおもいます。
今一度、自社の持つ強みをストーリーにして顧客に伝える作業をしてみませんか?弊社ではそんなビジネスコンテンツづくりを支援しています。うちでも考えたいという事業主、企業様は是非お問い合わせください。