CSRコンサル

世の中には色々なCSRコンサルタントが溢れかえるようになってきました。今回はどんなCSRコンサルタントがいらっしゃるのか?今一度整理してみますので、もし発注するようなことがあれば一度ご確認くださいませ。本当にそのコンサルタントで大丈夫なのか?見極めに使ってください。

 

1.第三者意見グループ
古くから識者として第三者意見を上場企業のCSRレポートに対して、意見してきた企業グループ。ノウハウの蓄積もあり、海外のデータなども豊富に持ち合わせている。デメリットは対象となる企業をよりよく理解し、その企業でしか出来ないCSRよりも一般的でトレンドとなるCSRを押し出す傾向があるように思われます。

 

2.広告代理店グループ
CSRの表現の部分を広告代理店という立ち位置からサポートするグループ。あくまでも広告代理店なので、落とし所が制作費用や広告費用になる。自社が本当に広告が必要なのか?というところを考える必要はある。

 

3.監査法人・シンクタンクグループ
監査法人はGHGプロトコルでのCO2換算やその監査そしてGRIの第三者認証などを主たる業務として行なっている。しかしながら、その知識量は豊富で海外の情報から生物多様性にいたるまで専門家がそろっている。しかしながら、流石監査法人。業務としてやらなければいけないことは監査。企業のCSR方針立案などのコアになる部分の業務部分に関しては疑問。

 

4.戦略コンサルタント・ブランドコンサルタントグループ
CSRをヴィジョンやミッションにからめて、企業戦略の一貫として打ち出しをつくり上げるのがこのグループ。社内の整合性や方向性などをつくりまとめあげるのはお手の物。ただし、CO2や生物多様性などの環境分野のことになるとトンと知識量が下がる。大枠の戦略策定では効果的、微細な活動になると厳しい。

 

5.企業グループ
自社の成功事例を他社にお教えしています。というモデル。印刷会社さんなどに多い。他社事例など豊富な知識をベースにお話されるので、CSRが未構築の企業にとってはためになるはず。ただし、レベルが高すぎてそこまで到達できない企業も多いでしょうし、同時に紙にするところが落とし所だったりします。

 

それぞれメリットデメリットがありますよね。今自分たちの企業にそれが必要なのか?必要な時に必要な分だけ使うのが一番理想的ですよね。今一度自社に必要なのはどんなCSRコンサルタントか考えてみましょう。弊社では、その企業文化にあったCSR活動のサポートを行なっています。そのために企業文化理解に時間をかけるようにしています