環境マーケティング シェアすること
1992年環境と開発に関する国際連合会議がブラジルのリオで開催され、私達人類はローマ・クラブが1972年に発表したレポート「成長の限界」の限界分岐点に立たされていることを自覚した。それから20年が経った2012年、リオ+20(リオから20年)国連持続可能な開発会議が開催された。
リオ+20の公式サイトでは持続可能な開発課題を以下の項目と記載している。
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環境を保護しながら、人々の貧困脱出と雇用の改善を助けるには、どうすればよいか。
すべての人がクリーン・エネルギーを利用できるようにし、私たちのつくり出すエネルギーが気候変動を助長しないようにするには、どうすればよいか。
すべての人が必要な水、食料、栄養を手にできるようにするには、どうすればよいか。
すべての人が人間らしい生活を送れるようにするには、都市をどのように変えていけばよいか。
過度の渋滞や汚染を引き起こさずに、私たちすべてが自由に移動できるよう交通システムを改善するには、どうすればよいか。
海洋の健全性を保ち、海洋生物が汚染や気候変動に脅かされないようにするには、どうすればよいか。
自然災害に強いコミュニティをつくるには、どうすればよいか。
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ただし、本質的課題は発展が必要なのか?
このままの社会システム、経済システムで人々は幸福なのか?
という非常に哲学的で難しい課題が存在している。これについてウルグアイのムヒカ大統領が素晴らしいスピーチをしている。
残念ながら日本のメディアでは取り上げられることはあまりなかったが、フェイスブックやツィツターを通じて広く世の中に知れ渡ることになった。驚くべきは時を同時にしてなんとトヨタ自動車がカーシェアビジネスに参入するニュースが日本では大きく取り上げられた。
自動車メーカーが自動車を売るのではなく、自動車を使うことを。
自動車メーカーが自動車を所有することをすすめるのではなく、経験を共有することを。
はじめたのだ。
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これは日本経済の環境に対するアプローチおよび環境マーケティングならびにエシカルマーケティングにとって大きな第一歩となるのではないかと考えている。