CSRは企業の社会的責任性のことを指します。企業が法人格として社会で生き抜くために果たさなければいけない義務を果たすことを言いますが、それでは説明不十分で多くの人がよく分からない。いろいろな定義を紐解くとキーワードとしては積極的解釈と消極的な解釈があります。

消極的な解釈とは 守りのCSR
企業が関係し影響を与えるステークホルダーに対して、責任を持つことを指します。この時に言う責任というのは説明責任(アカウンタビイリティ)や賠償責任などのように、企業が行動を起こした後にその行動に対する責任を負うことを指しています。これは同時に遵法範囲内の責任活動ということにもなります。

積極的解釈とは 攻めのCSR
企業を取り巻くステークホルダーに対して積極的に働きかけることで、ステークホルダーから信頼を得ることを指します。企業が経済活動など従前の活動を通じてステークホルダーと対話し、向き合い信頼を得ていくことになります。これは法律遵守以上のCSRを指しています。

これでもいまいちすっきりしないので、私なりの解釈をちゃんと作りました。私なりにです。引用する際はちゃんと表記くださいね。

CSRとは?ステークホルダーに選ばせる続ける仕組みづくりのことをさします。

ステークホルダーから信頼を得るということをCSRをの目的としてしまうと信頼を得るところで目的は達成されてしまいます。しかし、問題は信頼を得るだけでは企業は持続することはできません。信頼されて、選んでいただいてはじめて売上がたって持続することが出来ます。CSRの本質的な目的は企業がステークホルダーと共に持続的に発展することですので、ステークホルダーに選ばれ続けなければいけません。選ばれるという受け身で取り組むのではなく、そもそも選ばせるように仕組みを作ることを念頭においてCSRにアプローチしないと維持し継続することが難しくなります。
選ばせ続ける仕組みを作るためには、信頼させる活動を行います。信頼させる活動を行うためには何を行うと信頼させることができるのかを考え、積極的に活動を行います。他方で、信頼を得るためにCSRを行うと、信頼を得るためには何を行うと信頼足りえるのかを考えて活動します。信頼足りえるのかを考えると消極的でISO26000やGRIの要求水準を満たすことを目標としてしまいます。
じゃあ、このステークホルダーに選ばせ続ける仕組みづくりとはどういう構成要素で出来上がっているのでしょうか?これについては次の記事で書いていきます。