日本の製造業のことを論文で書こうと、もがいています。日本の製造業は

・人口の減少
・海外への生産拠点移転による技術力の低下
・団塊の世代のノウハウの喪失
など色々と問題があります。人口の減少が相当大きな問題になります。販売する先がないにものをつくるわけにはいきません。ということで、無論商品は海外向けに販売することになります。ただし、価格に比較優位もない、機能に比較優位もない。ものづくりという観点で海外に勝つということはできない状況です。

そこで、今日ふと気がついたのがデザインです。葛飾北斎はアール・ヌーヴォーに多大な影響をあたえ、世界の美術に大きな功績を寄与しました。ここにヒントがある気がします。日本の製造業が単純にデザインに特化すれば良いかというとそこは違います。人々の生活に寄り添い、誰でもアクセスできるものづくりをデザインするべきなのではないかと思います。そう、「おもてなしのくにのものづくり」これを重要視すべきなのではないかと思います。

昨今、研究開発拠点を日本に誘致しようと国策を展開されていますが本当はデザイン寄りの研究開発拠点なのかと思います。基礎研究があるように、基礎デザイン研究の分野において比較優位・競争優位を得られるようになるのかと思いました。この点について暫く調べてみようかとおもっています。