CSR関連の仕事をしながら、いろいろなニュースを見ていると色々と気が付かされることがありました。世の中の若者たちが就職していくという選択肢以外に自分の生きている証明を残してやりたいと考えて動き始めていると。自分がここにいることで誰かが喜んでくれるそんな仕事をしたいと考えていると。それは昨年3月11日の震災以降、その動きは激しくそして素早く動きはじめていると感じています。

その業態は色々な形となり、国を動かし、投資家も動かし始めています。

数年前からニートの人たちと何かができないか?と考えていました。ニートの中には働きたいのに働けない人もいるはずなんじゃあないかと。色々なニートの人に話を聞いたら、ニートがニートしている理由は働きたくないからだと言われてしまったこともあります。それでも、私は働きたいのに働けない子たちがいるんじゃないかと考えていました。

ある日、タクシーに乗った時に女性運転手と話をしていたら、そのかたの息子さんは脳に障害を持っていて統合失調症だと打ち明けられました。息子は働きたいんです、働く場所がないんです。ととても弱い語気で語られていました。

そんな彼らと仕事ができないか?そんな彼らが働ける場所をつくれないか?そんな彼らが働くことが出来る場所を紹介できないか?そんなことを考える日々が続きました。