今年はちょっと変わったことが起きていることに気がついていますでしょうか?バーゲンの時期が大変なことになっています。駅前のショッピングセンターなど日本SC協会加盟のショッピングセンターのセールの立ち上がりが遅いというかモールとしてセールを推進していません。一方でネットショッピングモールは11月末から12月半ばまで毎週末セールを行なっています。

何が起こっているんでしょうか?

ここ数年競うようにファッションビルのセールの立ち上がりとネットショッピングモールの立ち上がりが同時期になることが多く、ネットを見ても、町に出てもセール色が溢れていました。今年は町はクリスマスというだけで、クリスマスセールはありません。ネットを見ると過激なタイムセールなどを実施しています。

ここでアメリカのことを考えてみましょう。アメリカのクリスマス商戦は11月最終週の金曜日にはじまり、翌月曜日はネットのクリスマス商戦がはじまります。今年なにが起こったのか?というと、金曜日から日曜日にかけてお店にでかけて、商品を物色して、月曜日にネットで商品を買うという現象が顕著になりました。それにより、店舗はマイナス成長、ネット店はプラス成長という結果になりました。

日本の商戦を見ると日本も同じことが言えるようになるのではないかと思います。12月締めてみて、日本SC協会の売上げ発表と各ネットモールの売上げ発表を比較してみたいと思います。リアルもネットも成長する。町に出てるのも楽しい、ネットでショッピングも楽しいという世の中であって欲しいと思いつつ、日本のSCの今後にちょっと憂いを感じています。SCの方でネットショッピングをどう取り入れるべきかお悩みの企業様いらっしゃいましたら、御気兼ねなく御相談くださいませ。