無料コンテンツ・無料サービスのあり方

タダほど高いものは無いと言われます。でも、今や街中タダだらけで消費者もタダが当たり前だと思っています。では、そのタダ(無料コンテンツ・無料サービス)を消費者に提供することで何を得ることが出来るのでしょうか?今回は無料という言葉を使ったビジネスモデルとそのモデルをどのように実業に活かせるのかを考えてみます。
1.これまでの無料とそれの麻薬性

日本では「ただより高いものはない」という言葉がありました。元々日本では無料を餌にした悪徳商法が横行していたからだとおもわれる。無料という言葉はよく限定感と一緒に表現される。

今なら手数料無料
今なら送料無料
今なら1ヶ月無料
今ならお試しセット無料

で、明日も次週も次月もずーっと無料キャンペーンを続けている。なぜ無料キャンペーンをつづけるのであろうか?それは、無料キャンペーンは麻薬性があるからだ。無料キャンペーンを続けないとお客様が来てくれないのではないか?という疑問が頭をよぎるのだと思う。他社もやっていて、自社がやめるわけにはいかない。変なスパイラルに囚われてしまい、無料キャンペーンを続けてしまう。

2.新しい無料の形

今や無料の形は色々な形になりつつある。これまでの無料が受け身の無料と例えるなら、今の無料は攻めの無料とも言える。種類こそは異なれど、積極的に無料を使って顧客の評価を向上している。たとえば、

最初は無料で、オプションを支払うことでより使いやすくなる。
これまでは有料と考えらていたサービスの部分を無料に変えて満足度をあげる。
基本的には無料だが、使用しないと有料になる。
顧客からの評価を上げるために、無料でサービスを提供する

ただ単に顧客が望む無料を提供するのではなく、顧客も考えない、新たな価値創造を無料というキーワードを使って提供するのが、新しい無料の形です。決して既存の事業モデルを崩すことなく、無料をうまく使うためにはパラダイムシフトと事業コンセプトの整合が必要になります。

無料をつかって、今よりも成長したい事業主の方は御気兼ねなく御相談くださいませ。