どんな会社のどんな商売でもコンセプトっていうものが必要になる。複数の人間がひとつの行動をする時にそこには大義や目標が無いことには行動を維持し続けることが不可能だからだ。いかなる組織体でもその組織を支えるコンセプトというものは存在している。全ての事業はそのコンセプトに沿ったものになる。例えばそのコンセプトからズレたものが生まれた場合には、そのズレた事業は途中で頓挫するか?分社化して会社から出されることになります。

では、企業のコンセプトってどんなもんなんでしょうか?ここではコンセプトといっていますが、ミッションという人もいれば存在理由という人もいます。著名な企業のコンセプトについて確認してみると・・。

ユニクロの柳井氏は「ユニクロの服とは、「服装における完成された部品であり、着る人の価値観からつくられた服、世界中のあらゆる人のための服」です。」とユニクロのコンセプトを述べています。

グーグルでは「Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです。」と明記しています。

これらコンセプトは非常に大きな目標であり、大きな意思なので具体性は非常に薄いものです。ただし、そこに必要な物は共有することが出来る現在価値があるということと、共有する事ができる将来価値「夢」があるということです。優秀なコンセプトであればあるほど、なんだかワクワクさせられるものです。

良くコンサルティングをしていると自分の会社にコンセプトが無いと嘆かれる方も多いです。でも、その多くは近視眼にかかられた方がおっしゃいます。現在進行形の組織体においてコンセプトはつくるものではなく、気づくものなのです。いま一度会社の価値を確認しコンセプトに気づいてみたい事業者の方は御気兼ねなく御相談くださいませ。