高校の同級生のおじいさんの名前が47だった。聞くところによると、ひいおじいさんが47歳の時のお子さんだったらしい。山本五十六さんのことを聞くとどうしても、お父さんが56際の時の子供なのかなぁと思ってしまう。

 

今回はそんな五十六さんの言葉にこんな言葉がある。

 

やって見せて、言って聞かせて、やらせて見て、

ほめてやらねば、人は動かず。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

 

部下を持つ会社員や子供を育てる親としてはこれは金言だとおもう。人を育てる本質が濃縮されているように思われる。でも、人を育てるのはそんなに簡単ではない。育てるほうのマインドセットだけでは、人は育たない。

20代後半から30代前半の若手社員で頭角を表した社員がぶつかる問題がある。

・上司が手柄を横取りする

本当にそうなのか?世の中の上司は皆んな手柄を横取りするのだろうか?若くて尖っている時はなかなか理解が難しいことがある。人は予想以上に人を評価している。実は上司は若いご担当者が思っている以上に部下のことをよく見ていて、感謝している。

 

多くの上司は若い担当者の方を直接的に評価しないかもしれない。何故か?自分一人が評価しても、若い担当者の評判は形成されないからだ。周りのより多くの人が評価することで、若いご担当者の方の評価はどんどんあがる。それを意識して、本人には敢えてほめないけど陰でコソコソと他部門に対しては高い評価をしている。

 

上司は意外と五十六さんのように信頼し、感謝で見守っている可能性はある。そういう姿勢で居たほうが、上司にとってもメリットが多い。そういう人を評価する力がある人間の周りには良い人材がよってくる。

 

感謝で見守って、信頼すると、それがエコサイクルになり、感謝と信頼の輪が広がるんじゃないかと思う。今一度、上司は部下を信頼し、感謝する。部下も上司を信頼し、感謝する関係づくりをすることが大切なんじゃないかと思う。