数年前にシェアするというビジネスモデルが流行っているという本があった。今更ながら日本社会ではシェアするビジネスモデルが当たり始めている。どんなモデルかというとこんなものだ。

1.資産を有する企業Aがいる。
2.コンテンツを有する企業Bがいる。
3.企業Bが企業Aの資産を活用する。

例えば、場所をシェアする場合はこんな感じ。

建物を持っている企業の空床フロアを活用して、教育コンテンツを提供する企業。ランチ営業していない居酒屋のランチタイムを他の企業が活用してランチを行う。

例えば、顧客を保有している企業が顧客をシェアする場合はこんな感じ。

特性がユニークな顧客に対して、他の企業がチャネルをシェアして近いコンテンツを提供する。顧客に充分なサービスが提供していない場合、それを補完するサービスとして他のサービスをチャネルに提供する。

ここで問題になるのが、

ただ単に利用して終わるパターン。

勿論契約で縛るとしても、その契約の穴を探して利用して逃げる企業も少なくはないだろう。シェアをするビジネスモデルはお互いにリスクを背負うモデルではないと継続もしないし、成長することもない。甘い話を持って近寄る企業ではなく、出来る限り真摯でお互いにリスクを考え、リスクもシェアできる企業とのコラボレーションを検討することをオススメする。