ネット通販が伸びたのではなく、ショッピングモール・百貨店・路面店の力が落ちたのではないかと思う出来事を体験した。明日ある尊敬する先輩の還暦パーティーがあり、そのパーティーで何か赤いものを身につけて行かなければいけないというドレスコードを設定されていた。事前に準備が出来ていない私はネット通販をつかって商品を購入しても配送が間に合うはずもなく、前日の今日洋服を用意しに行った。

近所の大型ショッピングモールにいったわけだが、自分で一つ一つ商品を見て歩くととても時間がかかるので、インフォメーションセンターで商品の問い合わせを行った。

赤いギンガムチェックのシャツ
赤いドットのネクタイ

を探していることを伝え、それが手に入りそうなお店を調べてほしいと伝えた。するとご丁寧に1店舗1店舗づつ電話で確認をしてくれた。そこでわかったのが、まずそこで時間がかかること。次にわかったのが、口頭による確認だと間違いが存在する。最後に店舗としては忙しいのでちゃんと対応しないことだ。

ストライプのシャツがあると言われて行ってみたら、レジメンタルのネクタイがあった。チェックのシャツがあると言われて行ってみたら、赤のチエックだけは綺麗になかった。
店員さんに話しかけても、そういうコーディネートだったらこういうコーディネートはどうですか?という提案もなかった。

今回のことでわかったのは

1.実店舗で商品を探そうとすると時間がかかりすぎること
2.時間滞在で特別な時間が過ごせそうだが、見合うサービスはないこと
3.商品提案力が実際の店舗の販売員になくなってきていること

ネット通販では商品の検索は簡単に行える。
ネット通販では特別な時間を過ごすことはないが、スピードというサービスはある。
ネット通販では顧客の微細な顔色を見ながらの接客は出来ない。

ネットで出来ることが実際の店舗で出来ることを凌駕しはじめて、実際の店舗はそれに危機感を覚えているはずだったのではないか?実情としては残念ながら違うということを肌感でわかった。これからますますEC化がすすみ、実際の店舗の売上は徐々にネット通販に移行していくことになるだろう。

これを引き止めるためには、接客力の向上しかない。個人のスキルに寄っていると思われている接客力だが、実は統計データからより角度の高い接客を行うことも可能になってきている。ここに力を入れず業態やコンセプトに力をいれている店舗はどんどんマイナス成長してなくなっていくことだろう。

 

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