CSR部門の位置づけは大体の会社で総務や広報などのスタッフ部門に位置づけられています。それがいいとか悪いとかの議論も色々あると思います。企業によっては営業部門と融合させるなど、いろいろな試みが為されています。その背景としては、3つの流れがあります。

 

1つはとりあえずCSRやっておくべ。という初期段階の形。CSRの方針も決まらない状態の中で外的環境からの要請で突き動かされてしまい、どこかにCSR部門をつくらなければいけないということで、とりあえず広報やIRなどの企業の情報開示を業務としているところに設置されるケース。

 

もう一つはCSR方針を決める際にCSRが割りとその企業のビジョンやミッションに近いところにあることがわかり、経営方針とリンクすることに意味があるのではないかと気づく段階。この段階において、CSRは経営企画やコーポレートブランディングなどを業務とひもづけられ、経営企画室などに内包されていきます。

 

最後に、経営企画レベルで設定したCSR方針を行動指針にひもづけることで、目標達成を狙う段階に入ります。CSR部門を解消するなど、CSR部門をフロントラインに位置づけることでより組織の各人員がCSRにコミットした組織になることを期待して行われることがあります。このレベルの組織体制はまだまだ実験レベルで行われております。

 

CSR部門のあり方は常にタイミングと人員で異なります。常にその会社にとって適正で効果的な位置づけとして設置することをオススメいたします。そろそろ期末の会社さまが多いので、来期に向けて慎重に且つ大胆にCSR組織を考えてみてはいかがでしょうか?

 

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