テーマのない努力ほどむだなものはない

努力の先にあるものに価値があるであり、

努力そのものには価値はないのだ。

 

と野村克也さんがおっしゃったらしい。賛否両論あるとは思う。努力することで人間力みたいなものが鍛えられるのかもしれない。しかしながら、組織においてテーマがない努力ほど無駄な投資はないことは確かだと思う。

 

CSR部門において、テーマのない努力というのは往々にして発生しえるのではないかと思う。CSRを達成する目標に動いているのだが実際にCSRを達成したとして、達成したらどうなるのか具体的なイメージがなく努力をつづけることが多いのではないだろうか?CSR部門の目標は定性データでしか図られていないことがよくある。アンケートをはじめありとあらゆるデータを定量データ化する努力を怠っているケースがよく見られる。

 

いま行なっているCSR部門の活動を完遂することで、何がどうなるのか?達成した時にどういった結果が得られるのか?今一度考え、イメージしてみてください。いまの努力がその結果に結びつくものなのか?もう一度考えてみることも大切かも知れません。達成イメージは一つとは限りません。

 

各ステークホルダーごとにテーマが異なることも望ましいのかもしれません。顧客のイメージの変化、サプライヤーのエンゲージメントの変化、従業員のアクションの変化など様々なテーマがあったほうがいいと思います。今一度、年度末にいえ、中長期的にどのような会社になり、どのような成果でどのような結果が得られているかをイメージし、今一度努力を再開しましょう。

 

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