CSRとはステークホルダーに選ばせる続ける仕組みづくりのことをさします。と先日投稿させていただきました。今回はその続編で選ばせる仕組みづくりについて少し書きます。選ばせる仕組みはどうやればできるのでしょうか?そもそも選ばせるってどういうことなのか?その辺りから書いてみたいとおもいます。

 

ステークホルダーから選ばれているのか?
取引先、従業員、地域社会、顧客などのステークホルダーは自社を好き好んで選んでいるのかどうか?という点が焦点になります。彼らが好き好んで選んでいるのであれば、CSRはうまくまわっていうことになります。その方法がちゃんとPDCAをまわしてようが、まわしていまいが継続的に選ばれ続けているのであればCSRは動作していますし、業績も良くなっていることとおもわれます。しかし、多くの企業が選ばせているというレベルまでは至っていないのではないかと思います。

 

ステークホルダーから選ばれる条件
ステークホルダーから選ばれるために、それぞれのステークホルダーと向き合い対応していくことが必要になります。そのためにはステークホルダーごとにそれぞれのステークホルダーが自社との関係上でどういうステータスになっているのかを確認する必要があります。かといってステークホルダーかどうかもわからない著名人を集めてステークホルダーエンゲージメントを行えばいいのか?というとそれも違います。例えば、

・アンケート
・フォーカスグループインタビュー

などを行った上で各ステークホルダーと対話を行うことが望ましいです。その際にステークホルダーが何を求めているのかを確認するべきかと思います。

 

選ばせる仕組みづくり
各ステークホルダーのニーズやウォンツが判明した時点で、彼らのニーズやウォンツを充足できる解決策を自社の持つ資源で解決ができるかを検討します。その際に最も重要になるのがその企業ならではの着想・資源・方法を用いた継続する仕組みで解決することです。賢明な方はお気づきだと思いますが、その企業の経営理念・創業理念などを総括した文化が重要になってきます。ですので、CSR=各企業ごとに異なる手法で、異なるステークホルダーに対応することになるます。これを考えると総論的な話は本当は難しいものがあります。

 

継続する仕組みづくり
選ばせ続けるためにはステークホルダーの声を聞き続ける仕組みとそれを計画し、実行し、評価し、改善する仕組みを組み立てないと持続することはできません。これを考えるとヒアリングが間違うと計画が間違いますのでステークホルダーが望んでもいないことをやりつづけることになります。

 

ざっくりと選ばせる仕組みづくりについて書きましたが、どこが選ばせるキーポイントになるのか?という点がまだまだ薄いので次回それについて書いてみます。