売上げの一部を社会のためにつかいます。とても聞こえの良い販売方法が世の中に溢れています。弊社のページにも「コーズ CSR」などという検索キーワードで来訪者の方がいらっしゃるくらいですから、コーズ・リレーテッド・マーケティングって何かCSRと関係があるのかなあ?と思っていらっしゃる方が多くなってきたのではないでしょうか?率直にいいますとCSRではありません。

CSRは「企業がステークホルダーと一緒に価値を創造し、自社の持続発展を維持するもの」です。他方でコーズ・リレーテッド・マーケティングはマーケティングであり、「ものが売れる仕組みづくり」のことになります。企業の事業活動を通じて、消費者が社会貢献・環境保全活動に参加で出来るものです。その成果として企業はイメージを向上したり、ブランディング活動を行ったりすることができます。CSRそのものよりもエシカル・グリーン・ソーシャルの分野と自社の企業活動・営業活動を結びつけてマーケティング活動を行い、利益を生み出すか?ということころが重要になります。

でも、まあCSR活動です。と言いたい場合にはコーズ・リレーテッド・マーケティングにアカウンタビリティが存在するのであれば成り立つとは思います。

1.何故その社会課題に取り組むのか?

2.いつまでその社会課題に取り組むのか?何を目標としているのか?

3.それらの情報を開示してマーケティング活動をおこなっているのか?

これらの点が不明確である場合は、CSR活動として考えにくいかもしれません。なんで日本でも打てない人がいるワクチンを第三国のために買わなければいけないのか?日本でもご飯を食べることができない子どもたちがいるのに、第三国の子どもたちのご飯を食べさせなければいけないのか?日本でも綺麗な水を飲むことが出来ない人がいるのに・・・。などのように明確な理由が明示されているのか?次に何をもって達成とするのか?その問題は持続的に存在し続ける問題・課題なのか?などの部分も明確にする必要性があります。最後にそれらの情報を聞かないと教えないというスタンスではなく、キャンペーン商品やマーケティング活動中は広告などに明示することです。

それらのことが明示されており、尚且つ自社のCSR方針にあっているのであればCSR活動といってもいいのかもしれません。それが整合性もとれない、単なるお涙頂戴マーケティングであれば、消費者の善意に悪乗りしている企業だというレッテルを貼られる日が早晩くることになるでしょう。そうならないために、コーズ・リレーテッド・マーケティングで物を買う人は「目的・目標・期間・情報開示」などを見て商品を買いましょう。企業側は消費者を騙すことなく、誠実誠意を持って、自社のCSR方針とすり合わせができるコーズ・リレーテッド・マーケティングを行いましょう。

コーズ・リレーテッド・マーケティングは行い方によっては、企業と消費者そして問題・課題を抱える人にとってメリットのある活動になります。正しく運用することでまだまだ可能性はあります。あきらめず正しく運用し売上げ極大化と消費者満足度向上と価値創造をしましょう。

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